2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

須賀秀文 7/2

天晴 涙は地図になり酒蔵 拳を突き上げろ名詞は哲学に所在を移し動詞は科学に飲み込まれ週刊誌『女性自身』に三島が連載していたエッセイは昭和41年に書かれたものだが、最近登場して話題になっている『離婚式』をすでに予言している。この式は、離婚する2人…

須賀秀文 7/1

空は幻音は階段を登るが如く大きなる手があらはれて昼深し上から卵をつかみけるかも 北原白秋なぜ、自らの手で自らの目を押さえて「こんとん、こんとん」というのだろう。そう思いつつ、手のひらをひらいて、目の前の作品をもう一度眺めてみよう。鷲田清一氏…